春告げの音
2010年 01月 25日
音のない足音が聞こえてきますよ・・
言葉のない世界のデイビーとの暮らしで学んだ重要なこと。
心を察すること。。言葉のない言葉を聴くこと。
人の世界にいると・・ついつい忘れてしまいそうになります。。
一服いかがでしょうか?
小さなおたふくさんの茶碗で点ててみました。。
昨日、<お茶会>がありました
私の先生のその上の先生(男性)の<新年茶会>
場所は、いつもお稽古しているホームグラウンド(笑)の寺家ふるさと村の白心庵にて。。
広間での薄茶をいただいた後・・
小間へと案内され・・濃茶を頂戴しました
小間でのもてなしはまさしく茶の湯の真髄・・
茶会に行く楽しみはこれだったのです
先ずは・・門をくぐり路地(庭)へと出る・・飛び石を渡り外腰掛にて路地の風情を楽しみ迎えを待ちます
白心庵の路地は冬の風情が満点です
迎えの案内に従い・・・にじり口を入ります
小間は広さ4畳半。天井も低く薄暗い
小さな床には、軸と竹の花器と椿の蕾が一輪
・・・・・・・・・利休のことを書いた本で読んだ・・利休が作った究極の茶室を思い浮かべて・・
利休は究極の茶室として2畳の間を作ったそうです
いろんなものをそぎ落としてできたのが小さな茶室だそうです・・・・・・・・・・・・
この小間の雰囲気はそうか~利休の言うそぎ落としの美なんだな・・
狭い茶室にお客が入りお点前がスタート
静寂と暗闇の中 ・・聞こえるのは袱紗さばきの音と・・湯のわく音
着物姿が似合う空間
これが侘びであり寂なのか。。。
正客と亭主の会話の妙はちょっとやそっとではまねのできない遠い世界の話のようでした
お道具やしつらいの所以や銘などなど。。奥深いというのはこのあたりってことですね
ただ。。利休はあるもので代用してお道具として使う天才でした。。。
お道具のすばらしさを誇ることが果たして利休の思うところだったのでしょうか・・・これはなぞです
お食事は青山亭にて軽く新年の点心です
お雑煮椀が添えられました
ここでは皆さん写真を撮っていましたので・・私も一枚☆