泣きながら生きて
先日、「泣きながら生きて」というタイトルのドキュメンタリー番組を見ました
中国人の不法滞在者を10年に渡って追い作り上げた番組です

丁 尚彪(てい しょうひょう)さん・・文化大革命時の下放政策により、教育を受ける機会を奪われ、過酷な労働をしいられた過去を持つ、私と同年代の男性です
日本語を学んで日本の大学へ入学したい・・そんな学習意欲を持ち、妻と幼い娘を上海に残し、日本語学校のあった北海道阿寒町へやってきたのが、1989年。
大きな借金をして来日した丁さんを待っていたのは、過疎化打開のための日本側の思惑と日本語学校の思惑でした。働きながら学ぶという夢は・・人もいないましてや仕事などない過疎の街に消え去ってしまったのでした。。
大きな借金を返さなければならなくなった丁さんは、東京へと渡り・・働くことにしたのです。
入管には、ビザの更新をみとめられず、やむなく不法滞在者としての暮らしが始まるのです。
妻子を上海に残しての東京での寂しい暮らし・・さまざまな思惑に翻弄された丁さんの日本での15年間・・
線路際の小さなアパートに住み節約に節約を重ね、中国の家族に仕送り・・
借金を返し終わってからは、娘の教育のため昼夜を問わず働く。。
ドキュメンタリーでは、2時間半にまとめられてますが、丁さんと丁さんの家族にとっての15年は計り知れない苦しさと悲しさと・・そしてせつなさにあふれていました
丁さんの・・現実をありのまま受け止め、不満や不平・・ましてや日本への恨みつらみなど微塵も見せない真摯な姿に胸を打たれたのです
不法滞在がゆえ、一時帰国もままならず、来日して8年目・・アメリカの大学へ留学が決まった娘がトランジットの時間を使って東京で父親とつかの間の再会・・感動を超えて悲しみがこみ上げてきました
やっと帰国の時を迎えることとなった丁さん・・
最後にもう一度最初に降り立った北海道のあの町へ行き、街に向かって頭を下げる。。
上海へ飛び立つ飛行機の中で日本へ向かい手を合わせる・・
辛かったであろう日本での暮らし・・そんな日本に感謝の気持ちをわすれない丁さんの姿に
謙虚さとしんの強さを見ました。
つましさ、我慢強さ、やさしさ、穏やかさ・・そんな昔の日本人の良さをもつ丁さんの生き方に改めて「人間としてどう生きるか」を教わったような気がしました・・ご覧にならなかった方、もし再放送があるなら是非ご覧になってください・・
詳しくは・・こちらをご覧くださいね
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by manapy5 | 2006-11-11 10:50 | 映画 ドラマ TV Book


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